「幸せになる勇気」

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今日から大阪です、日曜日には戻ります。

さて、「幸せになる勇気」

もう読まれましたでしょうか?

アドラーの教えの一つに、褒めたり、叱ったりしない教育を提唱しています。

褒める、叱るというのは縦の関係を作ります。

会社の上司(社長)と部下、アップラインとダウンライン、親子、教師と生徒、、、、

この関係は確かに初めから上下関係ぽい感じがします。

褒める、叱るというのはそもそも人を支配しようという気持ちを持つというわけです。

自分のグループを支配するという考え方は、ダウンラインからみたら、アップラインに支配されたいとは誰も思わないから、うまくいかないことが起こります。

実は親子関係もそうかもしれませんね。。。。

子供は親の支配下で生きていきたくないものです。

子育ても、組織作りも支配でなく、自立に向けて応援していくという感じです。

この本では自立に関して参考になる話が書かれており、仕事、子育てにも非常に役立つ内容だと私は思いました。

私は活動当初から、いかにメンバーの方に自立していってもらうかをテーマに取り組んできました。

今日まで試行錯誤でやってきましたが、おかげさまで、2万人を超えるメンバーになり、結果的には自立して組織を作ってくださるリーダーが多数輩出されていきました。

本当にありがたい限りです。

これから先も私はどんどんと組織を大きくしていきたいので、自立したリーダーからさらに自立したリーダーを輩出していってもらいたいと思いますし、現在の私のチームも自立してもらうために、今私にできることを実践しています。

今回、「幸せになる勇気」を読んで、いくつかハッとするところがありました。

それは、冒頭にもお伝えしましたが、叱る、褒めるというところです。

このようなビジネスはタイトルアップをすると、会社、アップラインやサイドライン、ダウンラインから称賛を受けます。

これは一種の褒める教育ということです。

ところが、どのリーダーも順調にタイトルアップしていくわけではありません。

自分のグループからどんどんとタイトルアップ者が出ているときには、そのアップラインは嬉しいので、タイトルアップした人たちをどんどんと称賛していきます。

そうすると、この組織は一見いいようですが、もしかしたらいくつかの弊害が出てくるかもしれません。

その一つが、

結果が出ない人がつまらなくなるわけです。

アップラインは結果の出た人ばかりをフォーカスするために、結果が出ない人は劣等感を持ったり活動が楽しくなくなるのです。

これは、実はほめるのが悪いわけでなく、この組織のメンバーの目的がすり替わってしまっている可能性があるのです。

本来の目的からすり替わって、いつの間にか褒めてもらいたいから頑張るという組織になってしまっているのです。

そうすると、そのリーダーの組織が止まると組織全体が止まる可能性があり、誰もタイトルアップしないので、誰からも称賛を受けなくなり、それが活動を鈍らせたり、つまらなくさせてしまう可能性があるのです。

よって、リーダーが気をつけなければならないのが、自分の活動の目的を見失わないことです。

決して、褒めることが悪いわけでもなく、表彰も素晴らしいイベントなのです。

大切なことは、モリンダの活動が個人もしくは、自分の組織のためだけなく、「ノニが広げて世の中に貢献する」という気持ちを持って取り組むことだと思うのです。

私は今までの活動を振り返ると、世の中への貢献と言いながら、同時にまわりの称賛、評価を気にしながら活動していたことがありました。

ですから、結果の出ている人ばかりを称賛していたように思いますし、自分たちの足を引っ張る人に対しては批判的でした。

いわゆる被害者意識が出ていました。

これでは、頑張っていても称賛されないからふてくされてしまう人も出てくるし、人のせいにして活動しなくなる人が出てくるわけです。

人は鏡ですから、自分が評価されないことを嫌だと思えば、当然そういう人たちが目の前に現れてくるのです。

評価されている人や結果出している人を羨ましく、ねたみも入っている感情になるのです。

これがライバルという競争意識をもたせる組織体にしてしまうわけです。

ですから、一人でも多くのリーダーが、アドラーの考え方のように、自分の本来の目的である、ノニを世の中に広げて多くの方に喜んでもらいたいという考えの元で、協力体制を作っていく組織体を作っていってもらいたいのです。

私は、元々は、ノニを広げることは社会貢献活動なんだという純粋な気持ちでスタートしたのですから、これからもブレないで活動をしていきたいと思います。

そういう意味では私にとってみたら、この「幸せになる勇気」は非常に大きな気づきを得るものになりました。

この本でしきりに語られている、目の前の人を尊敬、信頼するという基本的でかつ、最も大切な気持ちを持って日々取り組んでいきたいと思います。

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