組織が伸び悩む理由 パートⅢ

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今回は組織が伸び悩む理由のシリーズで第3弾になります。
今回の事例は私の実体験から入ります。
ビジネスとして始めた当時、1998年11月にスタートして2ヶ月で200ケースを越えるという凄まじい勢いで伸びていったとき、うちのあるリーダーと相談したのでした。
このままだと、収集がつかなくなるから、誰でもできるようなやり方を考えようということで、あるマニュアルを作ったのです。
そして、それをグループの方に配ってみんなでそれにしたがってやろうという統制をはじめたのです。
そうしましたら、その翌月からなぜか勢いがぱたっと止まったのです。
2、3ヶ月気づかずにそのマニュアルでやっていたのですが、ある日気づいたのです。
「これは違うぞ~」ってことを・・・
つまり、このビジネスはさまざまなやり方があり、アプローチの仕方も1人1人違うのです。
なぜなら、1人1人の今まで歩んできた道は違うし、リストアップされる方も人によって質が違ってきます。
それを皆同じやり方に統一するのは不可能です。
さらに言いますと、自分がこのやり方だ~っていうのを確立しても、それがダウンラインの人が望んでいるやり方と違うかもしれないのです。
例えば、あるリーダーが「自分たちはお金お金というのは嫌だから、みんなで楽しくわきあいあいとやっていこう~」と思って取り組んでいたとします。
ミーティングも砕けた感じでいつも楽しそうにやっているのです。
しかし、よく考えてみていただくと・・・・
そのミーティングを主催しているリーダーはそれがいいと思ってやっているのですが、そこに参加しているメンバー全員がそのミーティングに100%満足しているとは限らないのです。
もしかしたら、あるメンバーの方は真剣に収入を取りたいと思っているかもしれません。
でも、そんなことをそのわきあいあいミーティングで提案できるでしょうか。
ましてや、その方はネットワーク初心者だとすると、そのアップラインが主催しているミーティングがすべてと思ってしまい、その雰囲気でならされてしまうのです。
これは非常に恐ろしい現象です。
もしかしたら、そのメンバーのある人は真剣に収入を取ろうと思っていて、仮に真剣なミーティングに参加したら、もの凄い気づきを得て、行動がぜんぜん変わる可能性があるのです。
ということはそのわきあいあいミーティングだけを開催していると凄い可能性のある人が出ても、その人の芽を摘んでしまうことになりかねないのです。
この現象は実は非常に多く見ています。
これは実例ですが、ある地域のリーダーの4レベル目に凄い力のあるリーダーが出てきました。
その地域のリーダーはわきあいあい派です。
ところが、4レベル目のリーダーは真剣にビジネスを取り組んで収入を取りたいと思っているわけですから、そのわきあいあいの雰囲気に馴染めません。
そこで、その地域のリーダーも、その4レベル目の方も利口だったのが、お互いにやり方が違うからということで離れて活動を行うことになり、結果としてそのわきあいあいリーダーは現在もパール止まりですが、その4レベル目のリーダーはダイヤモンドパールに昇格されて活躍されているのです。
その地域のわきあいあいリーダーも結果として、その4レベル目の方が大きくなっていったことで収入も増えていったのですからバン万歳なのです。
仮にそのわきあいあいリーダーが自分のやり方を無理矢理押し付けていたら、もしかしたらその4レベル目のリーダーの芽はつぶされていた可能性があります。
ここで非常に重要なポイントがありますが、今ご紹介した例はその4レベル目の方が強い方だった(ネットワーク経験者)から、自分たちで独立できたのですが、まだ、そこまで強くない方、特にネットワーク初心者の場合、もしかしたら、アップラインにそこまで強く言えなくてそのままわきあいあいのグループで埋もれてしまう可能性があるのです。
すご~くもったいないと思いませんか!!
そういう人がゴロゴロいるのです。
アップラインのやり方を押し付けられていて自分の本当の力が発揮できない人が・・・・
私はある時期から、グループの方には自分達のやり方を押し付けなくなり、自由にやってもらえる雰囲気を心掛けてきました。
そうしましたら、どんどんとリーダーが誕生していきました。
ネットワーク経験者は自分の経験を活かして組織を伸ばしていきました。
私のグループで、ネットワーク経験のない方がいらして、ある時期まで我々と一緒にやっていましたが、やがて、自分達で独立していきました。
私自身、ちょっと寂しい気もしましたが、この原理を理解していたので、黙って見守っていきました。
正直、黙っていない時期もあり、衝突したこともありましたが(笑)、現在は日本を代表するトップリーダーに成長されました。
今や私の想像をはるかに越える組織を作られ、大活躍されています。
私の結論、持論はこの仕事にはさまざまなやり方があるから、いろいろなやり方を見せてあげて、あとは自分でその中から選択して自分なりのやり方をつかみ、それをダウンラインに押し付け続けることなく、どんどんと自立していくお手伝いに徹していくことだと思っています。
自分のグループ内で来月からパール塾をスタートしますが、それに参加してくる人達も1年限定で徹底的に私のノウハウをお伝えしていきますが、1年経ったら自立して羽ばたいていっていただくのが目標です。
いつまでも私のノウハウに縛られたらその人の芽を摘んでしまう可能性があります。
私よりももっと凄いリーダーになる可能性を秘めているわけですから、私はただ、自分のお伝えできるものだけを提供するだけです。
もちろん、それがすべてではないのですから、うちの塾で学んだ人は視野を広げてさまざまな学びを得られるような環境を作っていってあげたいのです。
ですから、私のパール塾は、私のノウハウの提供というより、成功する為の視野を広げる方法をお伝えしていくのかもしれません。
世の中にはさまざまな成功者がいて、私自身はほんの一握りの方からしか学んでいないのです。
だから、まだまだ視野が狭いかもしれないのです。
自分自身ももっともっと自分の可能性を広げることが可能だと思うのです。
ですから、私自身もこれからも学び続けていく必要があると思っています。
今日は長くなってしまいましたが最後まで読んでいただいてありがとうございました。
今日は最高の自分だった・・・今日は最高の1日だった・・・
一日一善 世の中の全てに感謝!!

  1. 大西輝美夫

    私達のグループは、ダウンの人がなかなか
    自立してくれません。まだまだやり方が
    分からない、伝え方が分からないと言う
    人ばかりです。種々の事業説明会に一緒に
    行ったり、勉強会に参加したりしている
    のですが、伸びていないです。家内は、
    半分諦めていますが、このようなダウンの
    人をやる気を出して、自分で人歩きできる
    秘訣などは、あるんでしょうか?
    今、いちばん悩んでいる事です。

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