人は自分を映し出す鏡、360度周りは自分の投影と言われています。
理想のアップライン像、理想のダウンライン像ってどうでしょうか?
自分がアップラインの立場から見ると理想のダウンラインは、自分のアドバイス、提案について素直に従って取り組む方が結果が出せるわけですが、残念ながらそうでない方もいるわけです。
最初から素直に従わない方です。
俺(私)には俺のやり方がある。
ホイラーのABCの法則というのがあり、このビジネスでは一番大事な法則です。
Aさんというは自分のアップラインで、その方にプレゼンテーションを依頼してやってもらうわけですが、Bである自分とAとの信頼関係、つまりアップラインとダウンラインとの信頼関係ができなければ、ABCはできません。
Aさんを活用しなければ、いつもBさんはCさんに対して自分でプレゼンするだけになり、こういう方は組織ができません。
これをホイラーの法則ではなく、「オイラの法則」というのです。
では、なぜ上に素直に従えないのでしょうか。
これは、自分が小さいときに親に反攻してきているチャイルドがそのまま大人になってしまっているような人に見られる現象です。
子供は親に必ず反抗します。
6歳ぐらいまでの子供は元々わがままで自分のことしか考えないのです。
これを傲慢であり、怠慢であり、無知といいます。
反抗度合いにもよりますが、社会に出ると、どの組織もピラミッド組織になっていて、上司に従わないと部下は出世しません。
その縮図が家庭です。
家庭で、親に反抗していても、社会人になるころには親である上司に従うことを学べばいいのですが、それでもまだ心の奥底では反抗心が残っていて上司を見下したりしている人もいます。
そうすると上にはなかなか行けません。
そういう上下関係が嫌で独立した経営者が上に立った時に部下が自分をいうことを聞かなくて苦労するのは、自分の部下はまさに自分自身だからです。
必ず、上を敬わない人は下の人からは敬われないのです。
ここが非常に大切なポイントです。
そして、ここからがさらに大事な話ですが、
自分の表層意識(顕在意識)と深層意識(潜在意識)は実は上司と部下の関係(親と子との関係)と一緒なのです。
上に従うのが嫌な人は、上司である表層意識の命令に部下の深層意識が従わないという現象がおきます。
つまり、部下である深層は自分の思考の95%ですから、表層で思考したことに反抗するからその通りにならないのです。
深層意識はいつもバラバラという状態です。
これが結果の出ない方(世の中は自分の思い通りにはいかないと思っている方)のパターンです。
残念ながらこういう方は何をやろうと表層意識で思考しても、それと別の現実を作り出すのです。
これを解決する方法があります。
一番大切なのは自分のインナーチャイルド(深層意識)を修正することです。
インナーチャイルドに親(上司、アップライン)へ従う大切さを語りかけてわかってもらう必要があるのです。
私も親や8つ上の兄を見下してきていましたから、今毎日インナーチャイルドを修正しています。
インナーチャイルドとは6歳までの自分でそこに語りかけるのです。
簡単に言うことこんな感じです。
「あなたが親の言うことを聞かないのはもったいないよ。親の言うことを素直に聞いたら、あなたの周りの人もあなたのいうことを素直に聞くんだよ。そうするとあなたが表層意識で言ったとおりに深層意識は動いてくれるようになるから現実化のスピードが早まるよ」
こんな感じです。
私は今までさまざまな思考のパターンがあったので、それをインナーチャイルドに語りかけて修正しています。
こうして、上司、アップライン、親、兄弟など上に立つ人たちに素直に従う意識を持つようになるとと自分のダウンラインが自分の言うことを聞くようになります。
そしてなによりも、自分の表層意識の命令が深層意識に浸透して現実化するようになります。
表層と深層が一致して行動すれば何でも現実化するのです。
そのためにも、以前お伝えしたアファメーションである、
「私は絶対に変わると決めた」
を毎日言ってみてください。
インナーチャイルドへの語りかけとともに、このアファメーションが効果的に働いてどんどん自分が変化していきます。
このアファメーションを毎日やっている方は例外なく現実が変わり始めています。
本当に凄いです、アファメーションは!!
アップラインとダウンライン、つまりチームが一致団結すれば結果は自ずと出るのです。
皆さんの現在の組織はアップラインとダウンラインが信頼関係を持って歩んでいますか?
今一度、親(上司、アップライン)との関係を見直していただければと思います。
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