アプローチの極意

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昨日、会社主催の事業説明会でお話しさせていただきました。

大勢の方に来ていただき、ありがとうございました。

後半のビジネストレーニングのテーマは「アプローチ、お誘いの仕方」でした。

そこでの話のポイントをお伝えしたいと思います。

実は、最近、「命名ことだま師」の資格を取るべく励んでいたら、凄く勉強になることがあり、それがアプローチへの大きなヒントとなったのです。

資格を取るということは、お客様を鑑定をしてお金をいただくということです。

そのプロとしての心構えをことだまの先生から教えていただいたのですが、その内容は要約すると・・・・

「見えないものに対する謙虚な姿勢を持つ」

ということです。

日頃の自分の姿勢、生活態度が大切だということです。

日本は見えないものに対して信頼、尊敬したりする文化があります。

その一例がお参り、参拝というものです。

毎年年明けにはほとんどの方が参拝に行きます。

その他にも合格祈願、安産祈願、家内安全、交通安全・・・ほか、何かと神社にお参りに行きます。

これは、神様という見えないものに対する謙虚な姿勢の表れです。

この現象は、自分が見えないものに対して下の位置に付くという意味です。

それによって、天からの恵みを得られるのです。

つまり、上の方(天・神)に向かって謙虚な姿勢を示し、上の方が恵みを下の人に与えるのです。

これは信頼、尊敬関係ができているということです。

これを人間関係に置き換えて、自分が鑑定するにあたっては上下関係ができていないとお客様は自分の言うことを素直に受けとめてくれません。

つまり、自分が上に立ち、相手(お客)が下という関係が作れるかどうかがポイントです。

凄い方から鑑定してもらえるんだ、教えてもらえるんだ~というふうに思ってもらえるかがポイントです。

だからこそ、鑑定する人の人間性、謙虚さが問われるわけです。

さて、これを我々のビジネスに置き換えて考えてみると、口コミする側とされる側の関係性において、尊敬されている方が口コミする(伝える)と簡単に伝わります・・・つまり、上下関係として成り立っていますから情報が上から下に伝わるということなのです。

一見、口コミは横の関係と思いがちですが、実は横の関係(平行関係)は難しいのです。

横が付く言葉には、あまりいい言葉がありません・・・・、横着、横領、横流し、横暴・・・・など

横の関係である友人関係においても、尊敬、信頼関係があれば、自然に上下関係が成り立っているので、信頼されている方が口コミした内容に関しては相手は耳を傾けるのです。

あなたの周りの友人であなたが一目置いている方っていらっしゃいますよね・・・・

その方からの情報、お話は素直に耳を傾けませんか?

一方、同じ友人関係でも、自分よりも無意識的に下に見ている方っていますよね・・・・そういう方からの情報はあまり耳を傾けないかもしれません・・・・

つまり、普段の人間関係においても、無意識的に上下関係ができているかもしれません。

ということは、あなたがノニを伝えても相手にスムーズに伝わっていない場合には相手は自分を上に見ていないということです。

もしくは、自分の伝え方に問題があるのかもしれません。

普段は横の関係なのに、自分がノニを教えてあげるという上から目線でものをいう言い方になってしまっている場合には、相手は尊敬関係にもなっていない友人が突然上からものを言ってくるので素直に受け入れないわけです。

このパターンで一番多いのは家族関係かもしれません。

ですから、こういう場合には友人(家族)から冷やかされたり、それは騙されているよ~と言われたりする結果になりがちなのです。

あなたはそんな経験が一つ二つありませんでしたか・・・・私はたくさんありました。

ということは、同じ友人関係でも、自分のことを一目置いている方にしか伝わらないということになります。

では、自分のことを一目置いていない友人関係や家族関係に伝えるにはどうしたらいいのでしょうか・・・・・

日頃から自分が相手から、家族から尊敬される人間になることが一番の方法です。

と言うのは簡単ですが、実践してすぐに効果を出すのはなかなか時間がかかりますよね・・・・

そこで、その努力をすることをしながら、もっと早く効果的に相手に伝える方法はないのでしょうか・・・・・

その方法があります・・・・・

自分が下になるのです・・・・つまり自分を下げて伝えるのです。

これが謙虚な姿勢で相手と接するということです。

特に友人、家族に対してです。

自分が先に聞いてきた内容だから、教えてあげる~という姿勢ではなくて、こういうことを聞いて来て、あなたはどう思うか意見を聞かせてほしい、アドバイスがほしいという自分を下げた謙虚な姿勢で伝えることがポイントです。

また、自分がやっているビジネスだけど、あなたに力を貸してほしい、協力してほしい、紹介してほしいという頼むようなアプローチです。

例えでいうと、自分が悩んだり、苦しい状況になったとき、友人に話を聞いてほしい、力を貸してほしいと頼むような状況ってありますね・・・・そういう場合には自然に自分が下になって相手が上になっているのです。

つまり、上下関係が成立しているので、上の方は相談に乗ってくれるのです、力を貸してくれるのです。

これは家族関係でも同じです。

つまり、友人関係、家族関係は時と場合によって上下関係が入れ替わるのです。

最初から、相手が目上の方のように上下関係が固定している場合には、相談、お願いしかしないので自然に自分が下になっているのです。

ここまでお伝えしてきて、私の言わんとしている内容はお分かりでしょうか・・・・・

私はことだまの勉強でこの話を聞いて本当に目からうろこでした・・・・

今までアプローチに失敗した例はすべて上下関係の問題だったように思います。

ほとんどが上から目線アプローチだったのです。

自分に結果が出ているというプライドが上から伝えるという姿勢を作ってしまっていたのです。

初心に帰って伝え方を改め直そうとつくづく思いました。

そして、妻に対していつも上から伝えていたことが多かったように思います。

外でいろいろな情報を得て、それを家に帰っては妻に上から伝えていました。

ですから、ほとんどの内容は伝わっていませんでした。

妻は私の話をまともに聞いてくれたことはあまりありませんでした・・・・またか~という姿勢でいつも聞いていたのです。

今思えば当り前の反応ですね・・・・

そんな妻の気持ちなどわからなかったので、私は悔しい思いを数多くしてきました・・・・

なんで、聞いてくれないんだ・・・わかってくれないんだ・・・・といつも思っていました。

時には言い合い、喧嘩をしていました。

今思えば、すべて上下関係の法則だったのです。

これからは、自分を下げてから伝えることに徹しようと思います、なぜなら妻に知ってもらいたいから、わかってもらいたいからです。

そして、ノニの話も自分を下げて相手にご意見、相談アプローチで行きたいと思います。

でも、一番いいのは自分が人から尊敬される人間になることです。

そうすれば、いつも自然に周りの方は自分を上に見ていてくれますから、情報が自然に伝わります。

ですから、信頼されている方に伝わったら、こんな原理を知らなくても自然にその方からネットワークが出来ていくのです。

私は25歳でネットワークビジネスの世界に入ったときには、周りからまったく信頼されていませんでした。

ですから、反省したのです、悔んだのです。

もっと周りの方を大事にしてくればよかった・・・・友人関係を良好にしてくればよかったと・・・・

その思いが原点にあります。

そして、それから3年間、コツコツ頑張ってきました・・・・

そして、少しずつ周りに信頼される人間になってきたのです・・・・・

そんなときに、ノニに出逢いました。

おかげさまで、私の話に多くの方が耳を傾けてくださり、説明会に大勢来ていただきました。

取り組んだ最初の1年で50名以上の方が説明会に参加してくださいました・・・・

しかし、最近お逢いする方は元々の私を知りませんから、私が上から目線で伝えるとほとんどの方が拒否反応を起こします。

信頼関係が出来ていないわけですから当り前ですね・・・・

ですから、これから出逢う方には謙虚な姿勢で接していきたいと思います。

今日は最高の1日だった・・・今日は最高の自分だった・・・

世の中のすべてに感謝!

ありがとう、ありがとう、ありがとう!

  1. honesty

    「これからは、自分を下げてから伝えることに徹しようと思います、なぜなら妻に知ってもらいたいから、わかってもらいたいからです。」
    ということは、やはり、「ご自分が上」ということが、前提のようですね。
    それでは、何も変わらないように思えます。お気の毒な話です。

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