希望優先とリスク優先 パート2

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前々回の続きです。

中級コースでの希望優先とリスク優先のロールプレイングは大きな気付きを得ました。

リスク優先の受験生には受験に備えてどのようにモチベーションをかけるかが大切です。

田中先生は「リスクにふたをする」という表現をしましたが、この意味を考えてみたいと思います。

希望優先の方にはこのふたをするという意味はよくわからなかったと思います。

私が考えるふたをするという考え方は「最悪を想定して覚悟を決める」ということです。

例えば、受験でしたら、希望優先の方には考えられないと思いますが、リスク優先の人には最悪の事態を想定させることがポイントです。

リスク優先が最もまずいパターンは不安がまとわりついていることです。

別の言い方をすればうじうじしていることです。

希望優先の方からしたらイライラすると思いますが、リスク優先の人は一度下がり始めるとなかなか気持ちが上がってくることが難しくなります。

嫌なことをどんどんと考えてしまうのです。

そこで、そうなった場合のコツは最悪を想定するのです。

坂の途中をもたもた下るのではなく、一気に下まで下がってしまう感じです。

最悪の事態は一体どうなることだろうと考えるわけです。

まだ最悪の事態にはなっていないのですが、心の準備をしておき、その最悪の事態になったときのことを考えて、

「腹(覚悟)を決めることです」

受験を例にすれば志望校が受からない場合、滑り止めがありますから、その滑り止めが安心感になるのです。

しかし、先日息子の受験が滑り止めも危ないということで焦っているというあるお母さんが私に話をしてくれました。

そのお母さんは希望優先なので、リスク優先の息子に「なんとかなる、大丈夫~」と言うと怒りだすそうで、お母さんも悩んでいました。

そこで、私がアドバイスしたのが、最悪滑り止めも落ちたときのことを息子に想定させ、そうなったときに、どうするかを一緒に考えることを提案しました。

例えば、定時制の高校に行くという選択肢や就職をするという選択肢が考えられます。

その選択肢を決めることが、「最悪のリスクにふたをする(覚悟を決める)」という意味になります。

そうすると息子は定時制や就職を覚悟をしますが、絶対にそうなりたくないと思いますから、何が何でも頑張って志望校か滑り止めに入れるよう頑張りだすのです。

これがリスク優先の方の行動パターンです。(すべてのリスク優先の方に当てはまるわけではありませんが・・・)

ノニビジネスで言えば、リスク優先の方がアプローチ相手に断わられて「このままだと、友達失うかも、失敗するかも、信用失うかも・・・」といろいろな不安がよぎってきます。

そこで、こんな方へのアドバイスが、あなたにとってうまく行かなかったときの最悪の事態を考えてもらうのです。

そうすると、「友達失ったら、一から友達作ればいいや~」とか「失敗したら、また一から出直せばいいや~」とか「どうせ失敗しても大金を失うわけではないから~」などとある意味開き直ることができれば(覚悟を決めてもらえば)リスクにふたをすることができるのです。

リスク優先の方へのアドバイスはこのようにされることが一つのやり方です。

希望優先の方の場合にはとにかくうまく行かないことを考えさせないことが一番です。

とにかくうまく行ったときのイメージづくりに励んでもらうことではないでしょうか。

宝地図(ビジョンボード)はおそらく希望優先の方にはかなり効果的に働くと思います。(もちろん、リスク優先の方もやられるといいですよ~私もやっていますから)

次に続きます

今日は最高の自分だった、今日は最高の1日だった。世の中のすべてに感謝。

ありがとう、ありがとう、ありがとう!

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