一昨日のゴルフの松山選手のマスターズ優勝は、テレビを見ていたゴルフ好きな方は皆涙したことでしょう。(もちろん私も涙しました)
解説、実況が涙しながら解説するのは珍しく、それほどまでに日本のゴルフ界の歴史が変わった瞬間だったのです。
その前は、池江璃花子選手の復活優勝に涙した人も多かったことでしょう。
日本のスポーツ界はオリンピックに向けて盛り上がっていきますね!!
今回松山選手のインタービューを興味深く聞いていて、2つのことを感じました。
一つは、これからの日本の子供達に対してというコメントで、どんどん自分に続いて出てきてほしい、日本人でも出来るんだと自信を持って歩んでいって欲しいというニュアンスの話が印象的でした。
野球界では野茂英雄が日本人として初めてメジャーリーグで活躍して、日本人がそのあと、どんどんとメジャーで活躍しました。
また、サッカー界では、奥寺さんやカズが外国でプレーして道を開きました。
でも、ゴルフ界は海外にこそ選手は挑戦するものの、4大メジャーで優勝する日本の男子プロがこれまで現れませんでした。
もしかしたら、一生無理なのではと思われていたのでした。
でも、10年前に松山英樹がアマチュアで最高位の27位に入り、アマチュアでのマスターズチャンピオンになり、将来的にマスターズで優勝するのではと期待されたのです。
そして、10年目の今年、ようやく期待通りに松山英樹がマスターズを優勝したのです。
しかも、アジア人としても初です。
これは、国民栄誉賞ものだと私は思います。
日本のゴルフ界の歴史を変えましたし、これからの日本のゴルフ界は盛り上がっていくと思います。
どんどんと優秀な選手が海外で活躍する可能性を秘めています。
それは、松山が見本を見せてくれたのでした。
彼のコメントで一番私が響いたのが、最終日を前に日本のファンや関係者が期待しているプレッシャーとかどうでしたか?みたいな質問をした時に、松山は、
「自分のプレーのことしか考えていなかった」
と答えたのでした。
私は、このコメントに驚き、これが松山の凄さだと感じました。
最終日は1ホール目から凄い緊張していたと本人は言っていましたが、緊張していてあれだけのプレーが出来るのが凄いと思ったのです。
でも、その理由が、自分のベストを尽くす、自分のプレーにのみ集中することに徹したからだと思ったのです。
普通だと、日本の代表として、日の丸を背負い、その期待からのプレッシャーを感じるのが普通です。
凡人だと世間や周りをどうしても意識しますよね。
そうすると普段通りのプレーができなかったりするわけです。
今までマスターズでも最終日までに首位だったプレーヤーがプレッシャーから順位を落としていった人がたくさんいたのでした。
特に今回は4打差もつけて首位ですから、どうしても優勝を期待されてしまう最終日なのです。
4打差をひっくり返されたらどれだけ日本のファンや応援してくれている関係者をがっかりさせるだろうとか考えてしまいがちです。
仮に1位タイとか1打差ぐらいで首位だとプレッシャーはそれほどなく、チャレンジングなプレーをしないと勝てないと思えますが、4打差というのが普通ならもの凄いプレッシャーがのしかかるわけです。
そんな状況にも関わらず、大崩れすることなく18ホールを常に自分のプレーに徹していたことに私は凄く凄く感動したのです。
彼のメンタルの強さは強靭(きょうじん)としか言いようがありません。
「自分のプレーにのみ集中する」ことの大切さを伝えてくれたのです。
これはどんな競技にも当てはまる大切なことだと思うのです。
もちろん、ビジネスにも当てはまります。
人と比べないとか自分のベストを尽くすという意味だと思います。
本当に凄い日本人を見せてもらえて感謝だし、彼の姿勢に心から尊敬します。
また、キャディーとの二人三脚も素晴らしく、キャディーの姿勢も素晴らしかったですね。
日本人として誇りですね!!
是非とも、私も松山英樹や池江璃花子のような素晴らしい選手を見習って日々の行動を見直していきたいと思います。
そして、自分の使命を全う出来るような人生を歩んでいきたいと思います。
松山英樹選手・そして池江璃花子選手おめでとうございます!
今後の益々の活躍を期待しています!!
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